Typologie préliminaire des phraséologismes spécifique au parler des gamers
ゲーマー語にみられる慣用表現の特徴に関する予備的類型論
Résumé
現在のフランスにおいて、ビデオゲームは一般的な余暇としての地位を確立しており、また「ゲーマー」と呼ばれる個人や集団に特有の言語形式や言語使用が形成されている。本研究では、ゲーマーによって使用される言語変種、すなわち「ゲーマー語 parler des gamers」に着目し、言語学と社会言語学のアプローチから、(1)ビデオゲームの実践に結びついた語彙・表現の特徴や傾向を類型別に記述すること、(2)ゲーマーによって慣習的に使用される言語形式と、彼らが持つ個人または集団としてのアイデンティティの関係性について明らかにすることを目指す。
萌芽的研究の導入にあたる本論文では、まず先行研究の理論や指摘を踏まえながら、言語変種としてのゲーマー語に見られる言語学的・社会言語学的特徴を概観する。続いて、ゲーマー語を構成する語彙・表現に焦点を当て、言語学(統語論、意味論、語用論)と社会言語学の基準をもとに、収集した語彙・表現を4つのカテゴリーに分類する。最後に、動画共有サイトやオンラインフォーラムサイトで得られた実例の観察を通して、各カテゴリーに属する語彙・表現の形態統語論的・意味論的特徴や相互行為における機能について詳細な記述を実施する
Domaines
Linguistique
Origine :
Fichiers produits par l'(les) auteur(s)
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